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Vol.015(2006-10-18)
■Contents━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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1:本日のネタ
2:新機能(1) 公報−経過情報の相互リンク
3:経過情報の見方と活用方法
4:特許検索の鉄則
◇ショートカット
1:本日のネタ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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2006年10月10日から、特許電子図書館IPDLに2つの新サービス
がリリースされました。
1) 公報−経過情報の相互リンク
2) IPC検索、FI・Fターム検索が統合し特許分類検索
の2つです。今回と次回はこの新サービスについて解説して
いきたいと思います。
まず今回は”公報−経過情報の相互リンク”について
紹介していきます。
2:新機能(1) 公報−経過情報の相互リンク━━━━━━━━━
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経過情報って知っていますか?
経過、けいか、ケイカ、・・・三省堂提供「大辞林 第二版」
で調べると、
1) 時間が過ぎて行くこと。
2) ある段階・過程を通って次の段階・過程に移ること。
また、その変化するありさま。
と出てきます。特許の経過とは、特許の出願から審査請求、
審査、登録、審判などの過程のことであり、経過情報とは
特許がどのような過程を経てきたか示す情報です。
これまで経過情報を調べるためには、IPDLのトップページから
http://www.ipdl.ncipi.go.jp/homepg.ipdl
経過情報検索の番号検索ページへ行き
http://www1.ipdl.ncipi.go.jp/RS1/cgi-bin/RS1P001.cgi
出願番号や公開番号・登録番号などを入力して検索しなければ
いけませんでした。
今回リリースされた新サービスで、公報表示画面から直接
経過情報を見ることができるようになりました。
つまり今までは、
■従来のフロー
a) 以下のような検索ページで特許検索
特許・実用新案公報DB
公報テキスト検索
特許分類検索
公開特許公報フロントページ検索
↓
b) 公開・特許番号などを特定して、リスト化する
↓
c) 経過情報検索ページへ行き、経過情報を調べる
のように、2種類の検索ページを使う必要がありました。
新サービスにより、
■新サービスによるフロー
a) 以下のような検索ページで特許検索
特許・実用新案公報DB
公報テキスト検索
特許分類検索
公開特許公報フロントページ検索
↓
b) 公報を見ながら気になる特許の経過情報をチェックする
公開・特許番号などを特定して、リスト化する
のように1種類のページで公報と経過情報のチェックできる
ようになりました。
それでは実際のところを見てみましょう。
例として、青色発光ダイオード裁判で有名になった登録特許
特許第2628404号で新サービスについて確かめてみましょう。
e-Patent Map.netブログ【有名な特許】
中村修二氏の青色発光ダイオード特許
http://conductorsclub.blog.ocn.ne.jp/epatentmap/2006/01/404_0b89.html
まず特許・実用新案公報DBに行きます。
http://www.ipdl.ncipi.go.jp/Tokujitu/tjsogodb.ipdl?N0000=101
文献種別にB、文献番号に2628404と入力し文献番号照会ボタン
を押します。するとフレームに区切られたページになり、
右側のフレームに
左の文献番号リストをクリックすると文献が表示されます
というメッセージが表示されます。左側のフレームにある
文献番号をクリックすると公報が表示されます。
テキストだけで表現すると、ちょっとキツイですが、
以下のようなフレーム構成になります。
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【特許2628404】 |図面
レイアウト 文献単位PDF表示 経過情報 |
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---------------------------------------|
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●全項目 ●(書誌+要約+請求の範囲) ・・ |
書誌 請求の範囲 ・・・・ |
図の説明 図面 |
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---------------------------------------|
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(書誌+要約+請求の範囲) |
【発行国】日本国特許庁 |
【公報種別】特許公報 |
【特許番号】第2628404号 |
【登録日】平成9年4月18日 |
【発行日】平成9年7月9日 |
【発明の名称】半導体結晶膜の成長方法 |
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左上に
レイアウト 文献単位PDF表示 経過情報
というボタンが3つ並んでいます。新サービスが始まって、
”経過情報”のボタンが新しく追加されました。
※もしも特許公報のPDFをダウンロードしたい場合は、”文献
単位PDF表示”ボタンを押して、認証画面から認証用番号を
入力して、送信すれば手に入れることができます。
経過情報ボタンを押すと、新規ウィンドウがポップアップして
経過情報が表示されます。
3:経過情報の見方と活用方法━━━━━━━━━━━━━━━
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経過情報のページは上下2つのフレームで構成されています。
下のフレームには、
[基本項目]
[出願情報]
[審判情報]
[登録情報]
の4つのメニューがあります。経過情報というと、通常は
特許の審査経過に関する情報を指しますので、この情報を
見るために
[出願情報]
へ行きます。すると以下のような項目が並んでいます。
出願記事
公開記事
登録記事
出願人・代理人記事
発明者・考案者・創作者記事
公開・公表IPC記事
公告IPC記事
テーマコード記事
FI記事
Fターム記事
審査官フリーワード記事
発明等の名称(漢字)記事
請求項の数記事
参考文献記事
引用文献記事
審査請求記事
出願細項目記事
審査記録
更新日付
下から2番目に”審査記録”というのがあります。
これがいわゆる経過情報と呼んでいるものです。
ちょっと抜粋してみましょう。
特許願 : 差出日(平2.10.25)
出願審査請求書 : 差出日(平6.1.19)
拒絶理由通知書 : 起案日(平8.8.22)
手続補正書 : 差出日(平8.11.16)
意見書 : 差出日(平8.11.16)
登録査定 : 起案日(平8.12.25)
登録料納付 : 差出日(平9.2.6)
出願から4年後に審査請求を行い、2年後に拒絶理由通知書が
届いていますが、補正を経て登録査定となっています。
経過情報にはイロイロな情報が含まれています。
読みこなすためには特許法の知識も必要です。
※私も十分に読みこなしているか自信はありません・・・・
さて、この経過情報は何の役に立つのでしょうか?
例えば[登録情報]を見てください。
中村裁判で有名になったこの404特許ですが、登録記録に
本権抹消登録申請書(権利放棄)
とあります。つまりこの登録特許は既に権利としては効力を
持っていません。
こんなふうに気になっている登録特許の経過情報[登録情報]を
見たら、実はもう権利が失効していて気にしなくて済んだ、と
いうこともあります。
データの羅列に見える経過情報ですが、使い方によっては
宝の山にもなります。一度じっくり眺めてみて、使い方を
考えてみてはいかがでしょうか?
4:特許検索の鉄則━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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本号の解説の中から鉄則として2つまとめます。
■特許検索の鉄則031
特許電子図書館の新サービスにより、公報表示画面から
経過情報を直接参照することができるようになった
■特許検索の鉄則032
経過情報には様々な情報が詰まっており、登録特許の
権利状況(有効か失効しているか)などを知ることができる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ショートカット
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ショートカットでは、メルマガ内で説明したウェブサイトへの
リンクをまとめています
・特許電子図書館
http://www.ipdl.ncipi.go.jp/homepg.ipdl
・経過情報検索・番号検索
http://www1.ipdl.ncipi.go.jp/RS1/cgi-bin/RS1P001.cgi
・特許・実用新案公報DB
http://www.ipdl.ncipi.go.jp/Tokujitu/tjsogodb.ipdl?N0000=101
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2006-12-09 : 更新
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