■Contents━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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1:特許検索のネタ
2:米国特許・和文抄録
2-1:IPDLで外国特許検索
2-2:米国特許・和文抄録とは
2-3:米国特許・和文抄録の公報テキスト検索
3:審査書類情報照会(包袋)
4:特許検索の鉄則
1:特許検索のネタ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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現在『類似特許検索の方法〜半導体関連特許を例に〜』シリーズの最中ですが
3月26日にIPDL新サービスがリリースされたので、今回は新サービスの紹介号
とさせていただきます。
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特許電子図書館からのお知らせ
3/26(月)より、以下のサービス・リリースしました。
(1) 公報テキスト検索(特許・実用新案)において、米国特許明細書の和文
抄録及び米国公開特許明細書の和文抄録を、キーワード等から検索する
ことができるようになりました。
(2) 外国公報DBにおいて、米国公開特許明細書及び米国公開特許明細書和文
抄録の閲覧が可能になりました。
(3) 特許・実用新案の審査書類情報照会において提供範囲を拡大し、特許庁
からの発送書類に加え、出願人からの提出書類(願書・特許請求の範囲・
明細書・図面・意見書)等も参照可能になりました。
出所: < http://www.inpit.go.jp/info/ipdl/news/ >
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次回より『類似特許検索の方法〜半導体関連特許を例に〜』シリーズを再開
いたします。楽しみに待っていた方は申し訳ありません。
2:米国特許・和文抄録━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2-1:IPDLで外国特許検索
「日本の特許電子図書館で米国特許?」と思うかもしれませんが、実は
特許実用新案検索
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Tokujitu/tokujitu.htm
のメニュー下方に
◆外国公報DB
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Gaikoku/gsogodb.ipdl?N0000=104
各国の特許文献を、文献番号から参照できます。
また、PDF表示をすることもできます。
◆米国特許分類検索
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Gaikoku/gusca.ipdl?N0000=113
米国特許明細書を、米国特許分類を用いた検索にて参照できます。
があり、「外国公報DB」ではアメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ
スイス、EPO、PCT出願の文献を公報番号から検索することができます。
また「米国特許分類検索」では米国特許分類(U.S.Class)を用いて米国特許を
検索することができます。
なお、それぞれの文献蓄積情報は以下の通りです。
◆外国公報DB・文献蓄積情報
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Gaikoku/gbunchikudb.ipdl
◆米国特許分類検索・文献蓄積情報
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Gaikoku/gbunchikuusc.ipdl
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2-2:米国特許・和文抄録とは
それでは今回の新サービスリリースで触れられていた「米国特許の和文抄録」
とは何でしょうか?
この和文抄録についてJAPIO(日本特許情報機構)に説明が掲載されています。
和文抄録とは、専門技術者向けに米国特許明細書・米国公開特許明細書・
欧州公開特許明細書の全文を通読して発明の要点(目的、構成、効果等)
を技術的に把握してから、項目(米国特許明細書の場合:導入部、要旨、
実施例、図面等)毎にわかりやすく意訳した日本語の技術文です。
出所:http://www.japio.or.jp/saiyou/saiyou01.html
つまり、米国特許や欧州特許(EP特許)のフロントページに掲載されている
アブストラクトの日本語訳ではなく、公報を読み込んだ上で内容を把握した
上で作成されたものなのです。
実を言えば、和文抄録は上述の「外国公報DB」でこれまでも見ることが
可能でした。外国公報DBの文献蓄積情報を見ていただくと、
◆外国公報DB・文献蓄積情報
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Gaikoku/gbunchikudb.ipdl
アメリカ(US)
特許公開和文抄録 2001/0,000,001 〜 2002/0,178,471
特許明細書和文抄録 3,015,127 〜 6,571,393
EPO(EP)
特許公開和文抄録 3 〜 814,642
となっています。「外国特許DB」で番号入力をした上で文献番号照会ボタン
の上にある表示種別のプルダウンメニューから和文抄録を選択すると、和文
抄録を見ることができます。
JAPIO(日本特許情報機構)の説明に見るように、この和文抄録はフロントペー
ジのアブストラクトを翻訳したものではなく、実施例なども考慮した上で、
作成されているため、非常に有益な資料です。
━━━━━━━━━━━━━━━2-3:米国特許・和文抄録の公報テキスト検索
これまで外国公報DBや米国特許分類検索でしか検索することのできなかった
米国特許・和文抄録が、今回のIPDLのリニューアルで公報テキスト検索で検索
可能となりました。
◆公報テキスト検索
http://www7.ipdl.inpit.go.jp/Tokujitu/tjkta.ipdl?N0000=108
検索可能範囲を見ると
◆公報テキスト検索・検索可能範囲
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Tokujitu/tjbunchikukt.ipdl
米国特許公開和文抄録 2001/0000001 〜 2002/0178471(2002/11/28)
米国特許明細書和文抄録 003551956 〜 006571393 (2003/05/27)
とあります。米国登録特許(米国特許明細書)の最新分が2003年5月、米国公開
特許の最新分が2002年11月まで、とタイムラグが気になりますが・・・
公報テキスト検索での米国特許・和文抄録の検索は至って簡単です。ページ上
部の公報種別から「和文抄録」を選択します。
●公報種別
公開特許公報 (公開、公表、再公表)
特許公報 (公告、特許)
和文抄録
公開実用新案公報 (公開、公表、登録実用)
実用新案公報 (公告、実用登録)
米国特許・和文抄録内をキーワード検索したい場合は、検索項目選択のプル
ダウンメニューから
「要約」
「要約+請求の範囲」
のいずれかを選択します。いずれのケースでも和文抄録のみを対象に検索が
実行されます。
なお、出願人/権利者名や発明者名で検索することも可能です。この場合は、
検索項目選択のプルダウンメニューから出願人/権利者または発明者を選択し
検索キーワードに半角英語で入力します。
例えばマイクロソフトについて調べてみましょう。
出願人/権利者 = Microsoft
で検索するとヒット件数が2443件(2007年4月2日現在)となりました。500件を
超えているので内容を見ることができません。絞り込むために
出願人/権利者 = Microsoft
and
IPC = A63F?
のようにIPCを掛け合わせてみましょう。ちなみにA63Fは「カードゲーム,盤
上ゲーム,ルーレットゲーム;小遊技動体を用いる室内用ゲーム;他に分類さ
れないゲーム」です。Xbox関連特許がないかどうか調べるために使いました。
するとヒット件数は5件となりました。一覧表示ボタンが現れましたので、
押してみましょう。すると、
1. 米抄006102796 断片を組み合わせてイメ−ジ画像を完成させる装置と
その使用方法
2. 米抄005944605 格子の寸法と形状に合致する断片で画像を構成するため
の体系と方法
3. 米抄005807175 コンピユ−タポ−トに連結されたプレイヤが作動する
デジタル入力装置の動的探知
4. 米抄005643087 デジタルフイ−ドバツク機能付き入力装置
5. 米抄005628686 ゲ−ムポ−トの二方向性デ−タ伝達の機器と方法
のようなリストが表示されました。5件とも登録特許で公開特許はありません
でした。それぞれの番号をクリックすると米国特許・和文抄録を見ることが
できます(理由は分からないのですが、テキストデータではなく画像データ
で表示されます)。
キーワード検索の例は掲載していませんが、同様に行うことができます。
また出願人/権利者と合わせて使用することも可能です。
今度米国特許検索を行う場合はIPDLの公報テキスト検索で米国特許・和文抄録
を検索してみると意外と良い資料が見つかるかもしれませんよ。
3:審査書類情報照会(包袋)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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以前のIPDL機能強化で追加された「審査書類情報照会」が今回さらにパワー
アップしました。
◆審査書類情報照会
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Tokujitu/pfwj.ipdl?N0000=118
と、その前に審査書類情報照会では何を見ることができるのか説明します。
特許は出願人(企業など)から特許庁に出願された後、様々な過程を経ます。
この過程のことを経過情報と呼んでいます。この経過情報については、IPDLの
経過情報検索で
◆経過情報検索
http://www1.ipdl.inpit.go.jp/RS1/html/n_input.htm
で調べることができます。しかし経過情報検索で調べることができるのは、
審査記録のみです。つまり、
特許願 : 差出日(平12.4.25) ・・・
出願審査請求書 : 差出日(平13.3.15) ・・・
出願人名義変更届(一般承継) : 差出日(平15.2.26) ・・・
認定・付加情報 : 処分日(平15.3.19) ・・・
拒絶理由通知書 : 起案日(平15.4.4) ・・・
手続補正書 : 差出日(平15.6.13) ・・・
意見書 : 差出日(平15.6.13) ・・・
拒絶査定 : 起案日(平16.1.29) ・・・
ファイル記録事項の閲覧(縦覧)請求書 : 差出日(平18.3.31) ・・・
のように「いつ何が起こったか」という情報しか得られません。これに対して
審査書類情報照会では
・特許庁から出願人への発送書類
〜拒絶理由通知など〜
・出願人から特許庁への発送書類
〜願書・特許請求の範囲・明細書・図面・意見書〜
の詳細を見ることができます。つまり出願人が特許庁の拒絶理由通知に対して
どのような反論をしたのか、などを詳細に検討することができるのです。
ちなみに出願人から特許庁への発送書類や特許庁から出願人への発送書類を
まとめて保存したものを包袋(ほうたい)と呼びます。英語ではFile Wrapper
と言います。様々な会社が包袋を取り寄せるサービスを行っていますが、
JAPIO :http://www.japio.or.jp/service/service02_06.html
NGB :http://www.ngb.co.jp/service/data_sale/filewrapper.html
PATOLIS :http://www.patolis.co.jp/products/copy/ledger/
中央光学:http://www.cks.co.jp/html/g-4.htm
2003年7月以降の審査に関する書類であれば「審査書類情報照会」で調べる
ことが可能です。
4:特許検索の鉄則━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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本号の解説の中から鉄則として新たに5つまとめます。
■特許検索の鉄則058
特許電子図書館IPDLで外国特許検索を行うことが可能である
■特許検索の鉄則059
和文抄録は米国特許・EP特許フロントページのアブストラクトの翻訳では
なく、実施例なども考慮された技術文である
■特許検索の鉄則060
公報テキスト検索で米国特許・和文抄録がキーワード検索可能となった
■特許検索の鉄則061
特許の出願経過書類をまとめたものを包袋(ほうたい)と呼ぶ
■特許検索の鉄則062
審査書類情報照会で特許庁から出願人への発送書類や出願人から特許庁への
発送書類を調べることができる
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